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確定申告は自宅で作成してお早めに。所得税は、個人が1年間に得た所得に応じてかかる税金です。確定申告をしなければならない主な方は、次のとおりです。
(1)事業を営んでいる方
(2)不動産収入のある方
(3)土地や家屋を売った方
●給与所得者で次に当てはまる方 (1)年収が2000万円を超える方 (2)2か所以上から給与を受けている方 (3)給与以外の所得が20万円を超える方 (4)中途退職者 (5)中途で勤務先を変え、所得税の精算(年末調整)がされていない方 。
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現場にこだわる医業経営コンサルタント、冨田一栄氏のご紹介

全国の公立病院のうち、8割は赤字経営と言われている。診療報酬引き下げや医師・看護師不足など、医療経営をとりまく環境は厳しさを増している。女性税理士特集第3弾の今回は、病院を建て直すエキスパートとして活躍している、冨田一栄氏にご登場頂いた。
これまでも、そして現在も多くの病院の経営アドバイザーを務める冨田氏。民間企業の社員から税理士、そして医療コンサルタントヘと、いくつかの転機を自然体で乗り切ってきた彼女が、医療コンサルタントとしての歩みを語ってくれた。
■自分の提案で病院が変わっていくのが醍醐味
程良い緊張感と静けさが漂う、ある市役所の会議室。市長や副市長の前に立つ冨田氏に、一切の迷いはない。冨田氏は躊躇することなく、凛とした態度で病院経営の改善策を話し始めた。彼女の中には既に、再建された病院の未来像が完成されていた。
天賦の才。一言でそう片づけるのは簡単だ。しかし、その能力は持って生まれたものだけではない。コンサル会社時代から顧客の財産管理の世界に身を置き、資産家への税務関連のアドバイスをしてきた経験が、裏打ちしているのだろう。
「医療コンサルタントとして地域医療を変えていこう」
税理士の試験勉強に励んでいる時、天啓を受けたかのようにそう心に誓った。だが、自らの意思で医療コンサルタントを志すよりずっと以前に、冨田氏のコンサルタントとしての人生は始まっていた。

始めた。
しかし、次第に訪問先が抱える問題解決の世界に魅せられた冨田氏は、コンサルティング会社へと移ることになる。資産管理コンサルタントとして活動を始めた冨田氏はすぐに頭角を現し、顧客も10人20人と増えていった。
冨田氏が税理士の資格を意識したのは、顧客のところに同僚の女性税理士と共に営業に行ったときのことだ。「資産税の相談を受けているときに、お客様は、私よりも詳しくない同僚の税理士にアドバイスを求めていたのです」
肩書きがない悔しさを感じると共に、先輩から資格を取ることをすすめられた冨田氏は、税理士として成長することを選ぶ。
税理士の勉強に専念するため、コンサルティング会社を辞めた冨田氏は、会計の世界へと仕事の幅を広げていくことになる。それは、資産管理の営業コンサルタントとして活躍していた冨田氏にとって必然とも言える流れであった。
医療法人を専門にする会計事務所に入り、ある医療法人の担当になったときに、転機は訪れる。
コスト削減などの提案と共に、お役所的な経営を改善させ、一年半かけて、1億5000万円の赤字だった民間医療法人を、1億5000万円の黒字に転じさせた。
医療コンサルティングの面白さを深く体感した冨田氏は、税理士試験に合格した後、独立し、医療コンサルタントとして生きていく道を選ぶ。
「自分の提案によって、病院が少しずつ変わっていく。その醍醐味が、私の意識を変えたのでしょうね」

■病院という組織は士農工商の世界。働く職員の意識改革が必要
冨田氏は、コンサルタントの使命は医療現場の意識改革だと語る。医療現場の先には、患者がいる。その患者がいる病院を見捨てる訳にはいかない。そんな自負が冨田氏にはある。
会社をダメにする社長にはパターンがあるように、病院をダメにする経営者にもパターンがあるらしい。それはある公立病院を建て直したときの話だ。公立病院の場合、経営をつかさどる事務職は、行政から送り込まれてくる。しかし、行政側は病院の運営をわかっていないため、このお役人が病院をダメにしているというのだ。
その町では、まるで姥捨て山のように、使えない職員を事務職として病院に送っていたという。キャリアが高い人だから病院経営ができるとは限らない。送られた本人は、病院から早く町に戻りたいと思っているため、町の方ばかりを見て仕事をしている。これでは、現場のモチベーションは上がらない。医師や看護師は、事務職が2、3年ごとに代わるたびに「病院のことを知らない人がまた来たか」とお客様扱いをしていたという。
「病院という組織は、士農工商の世界なんです」
冨田氏が重いロを開いた。例えれば、士は医師、農は看護師、工は技師、商が事務職ということだ。事務職がやらなければならないことは、医師や看護師を大事にし、気持ちよく働いてもらう環境作りだ。気持ちの割り切りが大切なのだ。しかし、多くの役人は、裏方に徹して医師や看護師をまとめあげることができない。変なプライドが、ますます組織をダメにしてしまう。
冨田氏は、行政が考えるほど病院経営は簡単ではないことを行政のトップに助言している。「市長や町長にお会いし、経営の感覚を持った職員を、事務職として病院に送るよう説得しています」冨田氏の助言に耳を傾けた自治体の病院は、着実に財政を立て直している。もう一つ厄介なのは、権限の問題である。
「行政の病院ですから、病院の職員には予算や人事を決める権利がないのです」
これらを決める権限は市町村にしかない。当然、公務員という枠ではリストラもできない。民間ではありえない話だが、50代半ばの準看護師が700万円以上の年俸をとっていることがあるらしい。事
務長は民間企業のような経営者の感覚を持たなければならないが、実際はそうとも限らない。
「公務員はお金よりも決まりごとを大事にする世界なんです」
と、冨田氏は職員の意識改革の重要性を主張する。無駄なコストは、次のような例からもわかってくる。薬1つ買うにも、入札方式になるため、業者の言いなりの値段になってしまう。結局、民間よ
りもだいぶ高い値段で買わせられてしまうのだ。
「残念ながら、立場上いかに良いものを安く買うかというより、いかに公平に買わせるかが大事になってしまうのです」
また、使った分量よりも買った分量で計算する世界のため、在庫管理して棚卸しをする習慣がほとんどないと指摘する。

「自分たちでも改善できる小さなことはたくさんあります。それを手助けするのが私の仕事です」
冨田氏が、現在コンサルティングに携わっているのは、愛知、和歌山、徳島などの小規模の病院だ。その仕事は提案書を用意するだけでは終わらない。最終的な目標は、病院を再生させることにある。そのため、1ヶ月のうち20日程度は、地方へ出張し、各地を飛び回っている。
「請われれば日本全国、どこへでも駆けつけます」
冨田氏はこうした活動を5年以上続けてきた。地域医療を立て直すためには、できるだけたくさんの病院を見なければいけない。「そのために労力を惜しみません」
顧客に接する時に心がけていることは、相手のニーズはどこにあるのかを見極めることだという。最初は節税や医師不足の相談であっても、詳しく聞いてみると、病院の永続性や、後継者のことで悩んでいることが結構あるという。相手と真剣に向き合う中で想いを同じにすれは、病院再建の同志になれる。そんな信念を持ち、冨田氏は今日も走り続ける。
■関連ページ
→冨田一栄税理士事務所(株式会社TARM)、公式ホームページ
→冨田一栄氏の医療現場での取り組み
→冨田一栄氏が語る、 業務改革、成功のポイント
→総務省地方公営企業等経営アドバイザーとしての取り組み



